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※報道の発信元を新華社に修正した(9月6日)

 

いやはや、驚いた。前々から聞いていた名前とは違うところと仮契約締結してしてしまったから。何やかんやであの爺さん、常に腹に一物抱えている。また一杯食わされた。彼は30周年記念にふさわしいサプライズを提供してくれた。かくしてベルルスコーニ朝は中華帝国禅譲される。

 

Grazie Cavaliere.

 

では、8月5日の一連の経緯に関するツイートを時系列に並べて訳していく。

 

  

フィニンヴェストが復星との交渉を否定する公式声明を発表した。

 

La Gazzetta dello Sport

復星とメンデスがミランを買収した際、ベルルスコーニは名誉会長として留任し、ガッリアーニも残る。しかし、メンデスはアトレティコ・マドリードのベルタや元モナコカンポス等、彼の腹心をSDとして送り込む。

 

Corriere.it

ミランは、ガンチコフとガラティオートがアドバイザーとして関わる中国のコンソーシアムと100%の売却に関して合意に達した。金額は€700M近くになる。サインは直になされる。中国側の使者がベルルスコーニがヴァカンスで滞在するヴィッラ・チェルトーザ(サルデーニャ)に到着する。

 

Repubblica.it

Han Liの率いる北京のコンソーシアムと100%の売却で合意に達した。

 

MilanNews.it

フィニンヴェストのCEOダニーロ・ペッレグリーノはベルルスコーニの別邸に到着する。

 

la Repubblica

金額は負債€230Mを含む€700M近くになる。この数日、決定的に交渉が進んだ。グスターヴォ・ゴメスの獲得を解除したことは、両者が合意に達したことを意味する。

筆者註 この記事は今朝、発行されたla Repubblicaによるものなので、言及しているのはHan Liのコンソーシアムなのか要確認と考えられる

 

Repubblica.it

売却先はSino-European Investment Management Changxingという特別目的事業体である。1年以上も続いた交渉が進展したのは、メルカートを再開するためでもある。

筆者註 売却先を説明する以外は、フィニンヴェストの公式声明をただ説明しているだけなので、省略する

 

Sino-European Investment Management Changxingがミランの株式を100%取得する。仮契約は締結され、これからの3年で€350Mが投資される。

 

ヴィッラ・チェルトーザで仮契約が締結された。

 

Han Liが代表を務める中国のグループに€740Mで売却される。

 

筆者註 フィニンヴェストの公式声明をただ説明しているだけなので、内容は省略する。

 

ミランを引き継ぐコンソーシアムはガンチコフとガラティオートのものではないことがヴィッラ・チェルトーザから裏付けが取れた。

 

Gazzetta.it

今朝、フィニンヴェストと中国のコンソーシアム(ガンチコフとガラティオートがアドバイザーを務めるそれとは異なる)の間でサインがなされた。フィニンヴェストが持つミランの株99.93%を購入するために、負債€250M込みで€700Mを中国側は投じる。

 

MilanNews.it

Han Liの率いる一団は、元々ガラティオートのコンソーシアムに属していたが、3週間ほど前に関係が壊れた。

 

Milan TV

ベルルスコーニサルデーニャで新たな買い手を迎え入れる準備はできている。

彼は後で皆を驚かせるためにすべてを隠し通すことに成功した。

 

MilanNews.it

€740Mの支払いは3回の分割払いとなる。支払い時期は以下の通りである。

1回目 2週間後

2回目 9月

3回目 11月

 

フィニンヴェストから公式声明が届いた。

筆者註 前述のツイートからわかるように、マスコミにはすでに公式声明が通達されていたと考えられる

 

フィニンヴェスト公式声明の抄訳(オリジナルはこちら

フィニンヴェストCEOのダニーロ・ペッレグリーノと中国人の投資家グループの代表Han Liの間で結ばれた仮契約をシルヴィオ・ベルルスコーニが承認した。契約の内容はフィニンヴェストが所有するミランの株式99.93%の譲渡である。

投資家はSino-Europe Sports Investment Management Changxing Co.Ltd.(以下、Sino-Europe)を通じて取引を行う。参画しているのは、国家開発投資公司のファンドであるHaixia Capital(海峡汇富产业投资基金管理有限公司)、Sino-Europe会長で主な出資者の李勇鴻、その他投資家である。フィニンヴェストはLiと長期間、今日の調印まで交渉にあたった。

今年の終わりまでにクロージングがなされる。

ミランの評価額は負債約€220Mを含め€740Mになる。

3年で€350M(クロージング時に€100M)の資金が増資、資産面や財政面の強化のために注入される。

また、手付金として€100M(仮契約締結と同時に€15M、35日以内に€85M)が払われる。

中国側の財務アドバイザーとしてRothschild & Co、法務アドバイザーとしてGianni, Origoni, Grippo, Cappelli & Partners、フィニンヴェストの財務アドバイザーとしてラザードとBNPパリバ、法務アドバイザーとしてキオメンティ法律事務所が携わっている。

 

MilanNews.it

ラティオートとガンチコフのコンソーシアムに内紛が生じたのは、将来の経営の構成とガンチコフの役割について問題が発生したからである。

 

Milan TV

ベルルスコーニが直に声明を出す可能性がある。

  

新華社(報道時のアカウント名はTeam China)

左がHan Li、右がYonghong Liである。

 

年末のクロージングの後に元インテルのマルコ・ファッソーネが新CEOに就任する。

 

Agi(イタリアの通信社)

ベルルスコーニミランの売却は痛ましいが必要な選択だ」

 

Fine