A Milan gh'è domà el Milan.

カルチョと財務

ベルルスコーニの手紙 2

ベルルスコーニが4月13日に公開した手紙の全訳をまとめた。もうそろそろ売却から1ヶ月が経つ。もう一度彼の最後のメッセージを振り返ろう。前回の手紙は以下のリンクからご覧ください。

 

schumpetercalcio.hatenablog.com

 

もう一度皆様に感謝を

 

私は30年以上、ミランのオーナーであり会長であったが、本日、その地位を離れる。痛ましく感慨深くもある。しかし、現代のサッカーにおいて、ヨーロッパと世界の最高レベルで戦うためには、一家族にはもはや支えられないほどの投資とリソースが必要なことにも気づいていた。

 

 

ミランが私ならびに私たち全員に与えてくれた感情を忘れることはできない。こんなにもたくさんの勝利を得たクラブを運営するという特権を、私にもたらしてくれた人たち全員を忘れることはない。

 

まず当然のこととして、サッカーの歴史に永遠に残るであろう、こうした偉業を可能にした偉大なる監督とカンピオーニが挙げられる。彼らの名前を一人ひとり挙げるとすれば、それは不可能だ。彼ら全員に大きな抱擁を。

 

経営、テクニカル、管理、医療に関する役割を担った人たち全員にも同様の抱擁を。彼らはミランをして、チームであるばかりか、サッカー界における近代的なクラブでもあらしめた。この中でも最初に名を挙げるべきはガッリアーニだ。疲れを知ることなく私たちのミランを建設し、その原動力だった。

 

だが、心の底から私が特に感謝するのは、私たちのティフォージだ。Forza Milanと叫ぶために全世界のスタジアムを埋め尽くした何百万ものファン。物理的には遠距離でも、好意と情熱をもって私たちの近くにいてくれた、さらに多くのファン。彼らに感謝の意を表する。彼らなしでは、勝者たる私たちのミランは存在しなかったし、今も存在していない。彼らとともに私たちは勝ち得たものすべてを勝ち取ってきた。私たちのファンによる愛情の証が並外れたもので感動的だった、幾千もの瞬間を私は目に焼きつけ、心に刻んでいる。

 

彼らに言いたいのは、私が本日、クラブを経営し代表するすべての役職を離れるとしても、常にミランの第一のティフォーゾであり続けるということだ。ミランは、父が子供の私に愛するように教えたチームであり、私たちが一緒に実現してきた夢そのものだ。

 

私たちが達成した以上に、さらに巨大な目標を新しい責任者たちが実現することを、最大に親愛の情を込め心から願う。

 

残る者たち、つまり、クラブの選手、監督、従業員と私たちのティフォージ全員が偉大な成功を収めるように、最大に愛情を込めた祈りを捧げる。そして、彼らの一人ひとりが、サッカーや人生において自分自身や愛する者のために心に抱く計画や夢のすべてを実現できるように願う。

 

もう一度皆様に感謝を

 

シルヴィオ・ベルルスコーニ